パソコン(PC)の種類

パソコンは非常に高機能なコンピュータであり、様々な用途に汎用的に使えるようにするため、OS(オペレーティング・システム)という基本ソフトウェアを用いますので、パソコンはOSで分類されます。また、小さなノートパソコンからタワー型のデスクトップまで、様々な形態・大きさがあります。
パソコンのOS
現在パソコンのOSは、Microsoft社の「Windows」が大きなシェアを持ち、次にApple社の「Mac OS」、その他にはフリーの「Linux」が使われています。
Windows
パソコンと呼ばれるコンピュータの8割以上が「Windows」をOSとしています。Windowsは「Windows 3.0」から「Windows3.1」、「Windows95」、「Windows98」、「Windows Me」、「Windows 2000」等と進化し、現在販売されているのは「Windows XP」、「Windows Vista」です。
WindowsはIBMが規格をオープンにした「PC/AT互換機」で稼動しますが、これはほとんどのPCメーカが製造するPCです。規格に従って製造されているので同じWindowsが動き、マウスなどのパーツはどのメーカのPCでも使えます。
Mac OS
Apple社はコンピュータとOSを合わせて製造・販売する唯一のPCメーカーで、そのOSが「Mac OS」です。つまり「Mac OS」を使うということはApple社の「Mac」を使うということになります。
Mac OSはPC全体としてはシェアが低いものの、デザインや音楽関係では高いシェアを持っています。
尚、Mac OSには追加でWindowsをインストールすることが出来るので、2つのOSを使い分ける事が出来ます。
Linux
「Linux」はフリーかつオープンソースのOSで、Windowsの[稼動するPCであれば、概ね動かすことが出来ます。開発が幾つかのボランティア・グループで行われているため、幾つかの「ディストリビューション」(派生バージョン)が存在し、そのほとんどが無償で使用する事が出来ます。
Windowsに比べるとパソコンとして使用されることは少ないですが、サーバー用のOSとして、特にホームページサーバ等ではよく使われています。
パソコンの形態
パソコンはその形態によって、「デスクトップPC」と「ノートPC」に分けられます。またその中でも主に大きさで名称が変わります。

デスクトップPC
デスクトップPCは、基本的にはパソコン本体、モニタ、キーボードなどが分離した状態のパソコンです。
持ち運びには不便ですが、規格化された部品で構成されているため、機器の変更、増設が容易に出来、拡張性に優れています。また大きさに制限が少ないため、 一般的にはノートPCより高い性能を持ちます。

ノートPC
ノートパソコンは、パソコン本体と液晶モニタ、キーボードが一体となり、マウスの代わりに「タッチパッド」を搭載しています。
何よりも、そのまま持ち運びが出来る事が特徴ですが、「バッテリー駆動で停電に強い」とか「指紋認証などのセキュリティ強化が出来る」など、付随する特徴もあります。